新人看護師が休職に追い込まれたら、どうするの?

休職に追い込まれたら?

希望と理想に胸を膨らませて、看護師になったものの
三か月、半年と過ぎると自分の意思にかかわらず
なぜか休職に追い込まれている人がかなりの数いますね。

 

このサイトを見てもらっているあなたも
休職中、もしくは漠然と休職を考えている
もしくは職場の師長から休職勧奨を受けているかもしれないですね。

 

いまの状態は
夜眠れない
朝ベッドから起きだせない
歯を磨いていると、涙が自然に出てくる
トイレで嘔吐感がこみ上げてくる
というものが代表的だと思います。

 

そのうちに、
病院で勤務中に、

 

胸がドキドキして鼓動が聞こえてくるほど焦燥感が起きてくる。
何か忘れていないか、やり残したことで医療ミスが起きないか心配になってくる。

 

先輩ナースが陰で自分の悪口を言っているような気がする
ナースコールや電話の音が鳴ると冷や汗が出ているように感じる
というような感覚が生じてくることがあります。

 

受診ってこのワタシが?

こういう段階になると、自分の勤務している病院に
心療内科や精神科があれば
受診している方も多いでしょう。

 

症状や診断名で殆どのケースは
適応障害です。
さらに、抑うつ状態といわれることも多いですね。

 

一度診断がされると、精神科医師、心療内科医師は
休職を勧めることでしょう。

 

処方されるのは、睡眠導入剤ではマイスリーやレンドルミン
抗鬱剤として、三環系のアモキサンや
比較的新しいリフレックスやジェイゾロフトなどですね。

 

ここで問題なのは
看護師は真面目な性格で勤勉な人が多いので
あなたもそうであったかもしれないですが、
受診した時点で、がんばり過ぎていることが大半なのです。

 

ちょっと体調がおかしいと感じたら休養を取る
仕事はセーブするというのが得策なのですが、
少しづつ少しづつ、ガンバリズムで先延ばしすることで
状況が切羽詰まってから、受診して、休職ということになることが多いです。

回復には変えること?何をでしょうか

ですので、やはり回復するのに時間がかかります。
適応障害という症状は
その場所に自分が適応できない状態を指しますので、
職場を変えるか、自分が変わるかでしか改善は難しいということ
言われています。

 

自分を変えるって難しいですよね。
一生懸命に頑張ってきた。手を抜いたことなどないのに
なぜかミスを指摘されてばかり。
こういう悲鳴を漏らす新米看護師さんはとても多いのです。

 

リアリティショックということがよく言われます
それまでは、看護専門学校や看護大学の学生ということで
できなくてもよかったことが
一度入職すると、すべてのことにミスが許されなくなります。
大目に見てくれるのは三か月とかです。
注意、叱責、罵倒されることさえありますね。

 

ほんの半年で燃え尽きてしまいました…

半年も過ぎるころには、半数近くの看護師が
潜在的にいえば、燃え尽き症候群の候補になっている
という研究報告もされているほどなのです。

 

あなたをそこまで追い詰めたものは、実は最後の一手だったりします。
看護師の職場がミスの許されない、過酷な仕事だということは
当たり前なので、それにプラスされることが引き金だったりしているのです。

 

プリセプターになった先輩看護師のパワハラがひどい、またはまるっきり無視をする。
師長のつくるシフト表は、新人看護師だけにしわ寄せがくる。
サービス残業は当たりまえ。
始業の一時間前から準備、定時後に看護日誌やカルテの整理
夜勤明けに研修会・勉強会への無給での参加強制
常に陰口を言い合っている先輩看護師たち
自分への誹謗中傷がこっそりと流されている。
ナースコールが鳴りやまなくて休憩も全く取れない、二交代や三交代夜勤。

 

などなど、さまざまなことが起きてくると
いままでグッと押し込んでいた「心の悲鳴」が
身体の状態として表面に出てくるのです。

 

先ほどもいったように
適応障害は、その原因となる場所を変えなければ
問題は解決しないことは厚生労働省の研究レポートでも
報告されています。

再度伸びた休職期間

ですので、休職期間が二度、三度と伸びている
看護師さんはぜひ異動願いを出して
精神的、肉体的に楽な職場での勤務をお願いしてみることを
おすすめします。

 

どうしても、病院内での自分への評判や陰口、評価が気になって
異動も願い出るのをためらわれるという人もいると思います。

 

そういう時は、ガラリと考え方を変えるのもいい手だと思います。
180度働き方を変えてみるのです。

 

ズバリ言うと、退職や転職が最善の解決方法だったりもします。
「えっと、経験が浅い看護師って働く場所があるの?」
という声が聞こえてきそうですが、
ちょっと視点を持ち上げてみてください。
マジメすぎるあなたは視野狭窄に陥っていませんか?

 

ヒントはできることだけをやるです。
高く飛ぶためには、一度羽を休めるということわざもあるほどです。

 

採血とバイタルがこなせれば、あとは実地でどうにかなる職場が実は
たくさんありますね。

 

ほんの少し紹介すると
美容外科
美容皮膚科
検診センター
企業看護師
透析看護師
など、

 

これらはほぼ残業もなく、夜勤もありません。
そう、入院病床がないので当たり前なんです。

 

もちろん、求人数は少ないので
ハローワークや求人雑誌では
探すことができないのが現状です。

 

そこで、看護師専門転職支援会社というのがあります。
詳しく知りたい方はトップページだけでも覗いてみてください。

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